試合は後半しか見てなかったんだけど、どうして亀田はああいう距離をつぶす戦い方しかできないのだろう?
長男のほうの最初の世界戦のときも同じことを感じた。
別に距離をつぶして戦うのなら、それでもいいけど、そこからのコンビネーションが全然ないし、ダッキングとかもそう使うわけではないし。
極端に言えば、K1のボブ・サップのファイトスタイルみたい。
距離をつぶして、後はパワー勝負っていう。
K1の中量級にアンディ・サワーという、とても優れたキックボクサーがいるけれども、彼のほうがパンチのコンビネーションが多彩ってのはどうなんだろう?
キックボクサーのパンチのほうが、ボクサーのそれよりも見応えあるってのはどうも間違ってるような気がしてならない。
まあ、実は亀田については特に語りたいことがあるわけではなく、ついでなんで前々からボクシングについて疑問に思っていることを書いておこうかと。
それはボクシングの階級名ってどうも変すぎやしないかと。
重いクラスの「ヘビー級」「ライトヘビー級」。
ここらへんは特にどうってことはない。
ただ、「重い」「ちょっと重い」っていうだけのシンプルな命名だから。
ミドル級、ウエルター級、ライト級あたりもまあ普通。
変になってくるのは、57.153kg以下の「フェザー級」から。
フェザー、つまりは羽毛なわけだけど、これって戦う男が争う階級名にしては、妙じゃないだろうか?
名前が軽すぎるよ、どうも。
次の53.524kg以下の階級を表わす「バンタム級」。
この階級には思い入れがある人がたくさんいるだろうと思う。
なにしろ、これは「あしたのジョー」の矢吹丈が生涯こだわりつづけた階級だから。
韓国人ボクサーの金竜飛との試合の前に、自分の体が成長してしまったことに気づいた丈は過酷な減量をする。
終いにはサウナに入って下剤まで飲む、という壮絶な減量に涙した読者も多かったであろう。
って、それは私だ!!!
いや、もうね、あまりの壮絶さに言葉もなかったよ。
あのシーン。
この対戦相手の金竜飛というのは、
「血を見ると発狂してしまう」
という、よくよく考えるとボクシングという競技にまったく不向きな男だったので、丈は無事勝利を収めたわけだけど、丈が下剤まで飲んでこだわりぬいた階級。
それがバンタム級。
で、私は今までバンタムの意味を知らなかったので、ちょっと調べてみると、これ「チャボ」っていう意味らしい。
「チャボ」って言われても、ピンとこない人もいると思うので説明しておくと、ニワトリの「チャボ」。
あの「チャボ」。
あれ?
フェザー(羽毛)級よりも軽い階級であるはずのバンタム級がチャボ?
そのチャボについてるじゃないか、羽毛が!!!
また、あしたのジョーの話になるけど、力石徹はもともとフェザー級の選手である。
それが丈と戦いたいがために、バンタム級まで落してきたのは皆さん、ご承知のとおり。
つまり、日本語にすると「羽毛級」から「チャボ(ニワトリ)級」に階級を落したのである。
変!!!
すっごく変。
どう考えたって、羽毛よりもニワトリのほうが重いじゃねぇか。
何?この重力無視。
さて、バンタム級の下のフライ級。
つまり、今回の内藤、亀田が争った階級である。
フライ。つまり「蠅」。
ここまで来ると、もうフライ級のボクサーを貶めようとしているとしか思えない。
今回の内藤・亀田戦は、これから色々とたたかれたりもするのだろうけど、とりあえず二人とも試合に勝ちたくて必死だったのは言うまでもない。
亀田がレスリングしかけるくらい自暴自棄になったのだって、そもそもは勝ちたくて仕方がなかったからである。
そこの部分を疑う人はいないだろうと思う。
そこまでして二人の男を必死にさせた、階級名が「蠅級」ってのはどうだろう?
どうだろう、っていうか、もうこれは悪意以外の何物でもないと思うよ。
「蠅級世界チャンピオン」って呼ばれて嬉しいのか?
もちろん、ボクサー本人が嬉しいのは当たり前だけど、名前のつけ方がおかしすぎるじゃないか、それ。
いちばん、軽いクラスのストロー級にいたってはもはやなんとも。
なにせ「藁」だから。
藁って、あんた・・・・。
旅先で、寝床にこまって、牧場主に馬小屋で寝せてもらう。
そこに敷かれてあるのが「藁」。
そんなものを階級名にする必要がどこにあるんだろう?
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